あの時は、どうかしてたんだ…。
まさか、私がこんな失敗をするなんて…。
…
とある昼下がり、雪は一人部屋で休憩をとっていた。
「はぁ~今日は疲れたなぁ、こももったら私の仕事を増やしてばかりいるんだもの。」
ぶつぶつと独り言がこぼれる。
普段は横になったりはしないが、疲れと休憩時間と言う気の緩みで、腰かけたベットの上にふらっと倒れ込んだ。
「ふぅ~。」
どっと疲れが押し寄せてきて、瞼が重くなる。
「はっ…いけない、いけないっ、眠っちゃうところだった。」
眠らないように、両手で頬をパシッと叩いて眠気をとばそうとしたが、どうにもこうにも眠くて仕方がなかった。
「どうしよう…なにかしないと…。」
起き上がろうとしたが、身体がゆうことを聞かない。
うとうとと、まどろんでいると、なんの気なしに動かした腕が股間に触れた。
「あっ…。」
疲れているのに、何故だかいつも以上に反応してしまった。
「なっ…ダメダメっ…私ったらいったい何考えてんの!今はダメなのに…。」
気にしだすと、止まらない…。
ムラムラした気持ちがどんどん膨れ上がる。
触ってもいないのに、おちんちんは勃起していた。
「なんで~なんでなの?ダメなのに~。」
雪は、いつもなら、仕事中に絶対しない事をしようとしていた。
手が、勃起したおちんちんに伸びる。
「あっ…ん…ぅ…ふぅっ…。」
できるだけ小さな声を上げる。
そして、恐る恐るチャックに手をやると、ゆっくりと下ろし始める。
「ああっ…ダメっ…でも…触りたい…。」
誘惑に負けた雪は、勃起したおちんちんを取り出して、扱き始めた。
シコシコシコシコシコシコシコッ…
「んっふっ…あっ…はぁっ…はぁっはぁっぁぁっ…。」
堪らなく気持ちが良かった。
真昼間っからのオナニーがこんなに気持ちが良いなんて…。
「あんっ…くっ…いいっ…うっ…。」
良いところを何度も扱きあげる。
その時だった…
ギィッ
部屋の扉が開いた。
「おや?」
そして、顔を覗かせたのは、薫だった。
「えっ?やっ…ダメっ…見ないでくださいっ!」
慌てて、露出した下半身を両手で隠した。
「おやおや?一人で慰めていたんですか?」
薫の視線が痛い…。
隠されたそこを見透かすような鋭い視線が突き刺さる。
雪は、黙ってしまった。
「仕事中に一人で自慰に夢中だったんですか?僕がいるのに、一人でするなんて、よっぽど欲求不満だったんですね。」
薫の表情は、笑顔だがその言葉に優しさはなかった。
「そんな厭らしい子には、お仕置きが必要ですね…。」
そうゆうと、薫は雪を抱え上げて奥の部屋へと向かった。
…
奥の部屋には、大きめの椅子が一脚置いてあった。
その椅子に雪を座らせると、徐に縄を取り出す。
「えっ…御主人様?何を…いやっいやですっ…。」
縄を見てとりみだす、雪を押さえつけて、イスに縛り付ける。
手は後ろで縛りあげられ、身体を椅子に固定するように縛り付けられる。
足も椅子の脚に縛り付けられて、完全に身動きが出来ない状態になった。
「御主人様?どうしてです…こんな、酷いです、解いてください。」
「解く?駄目ですよ、お仕置きにならないでしょう?雪を戒めてあげているんですよ。」
恐怖に震える雪に優しく触れると赤い唇に口づける。
「んっ…ふっ…んんっ…ちゅぷっ…。」
薫の舌が雪の口の中を乱暴に動き回る。
「ふふっ、良い表情ですね。」
満足そうにほほ笑むと、薫はまた、手に何かを持っていた。
「…ハサミ?」
薫は手に大きなハサミを持っていた。
薄暗い部屋の、少ない明かりに照らされたハサミがキラリと鋭く光る。
「いやっ…いゃっ…やめてください!」
何をされるのかわからない恐怖が迫ってくる。
薫はゆっくりと、近づくと雪の服に手をかける。
ハサミが音を立てて雪の服を切り刻んでゆく。
ジョキ…ジョキ…
雪が着ていた、上着の乳首の部分が丸く切り取られ、乳首が顔を出す。
下のズボンも股間の部分が綺麗に剥ぎ取られて、恐怖で萎えきったおちんちんが丸見えになっていた。
「良い格好ですね…雪…素敵ですよ。」
服を着ているのに、厭らしい部分だけが丸出しになっている。
「ああっ…こんなの…恥ずかしいです…やめて…せめて普通に服を脱がしてください。」
「駄目ですよ、これはお仕置きですから。」
そう言って、ハサミを置くと、また何かを手に取っている。
「そのままでは、なにやら寂しいので、雪の可愛らしい、乳首を飾ってあげないとですね。」
薫の手には、イヤリングが握られていた。
挟む幅を調節できるタイプのイヤリングを一番幅を狭くした状態で雪のぷっくりと膨らんだ乳首に挟み着ける。
「いあぁああっ…いたいっ…んんっ…あっ…。」
キリキリと締め付けられる乳首が赤くなっていく。
痛みで、悶える度に雪の乳首につけられたイヤリングが、キラキラと光って揺れた。
「綺麗ですよ…雪にぴったりでしたね。」
「痛いです…っ御主人様…はずして…外して下さい。」
痛みに顔を歪めながら、懇願する。
「ふふふっ…まだですよ、もっと…もって愛してあげますからね。」
薫をまっすぐ見つめる雪の瞳から涙がこぼれる。
薫は労わる様にもう一度口づけた。
口づけながら、雪の乳首に飾られたイヤリングを揺らして遊ぶ。
「うんんんんっ…うぐっぅぅぅっ…。」
口を塞がれて、悲鳴を上げる事が出来ない雪は涎を口の端から溢しながら悶えた。
「おやおや?雪は痛いのも良いんですか?」
乳首を嬲られ、痛めつけられ苦痛でしかないと思っていたのに、雪の萎えきった、おちんちんは少しずつ硬さを取り戻しつつあった。
「勃起してきていますね、雪は…マゾヒストなんですね。」
(違うっ違う、私はマゾなんかじゃない、これは…御主人様が…私を…こんな身体にしてしまっただけ…)
雪は、心の中でなんども繰り返した、自分は変態じゃないと…。
それを見透かすような、薫の瞳が輝く。
「雪…これを咥えてください。」
今度は、ゴム製のディルドを取り出してきて、雪の口の中に突き入れた。
「うごっ…んぐぐぐっ…。」
雪の小さな口には、大きすぎるサイズだ。
涎をだらだらと溢しながら、押し込まれるペニス型の玩具を受け入れる。
「僕のだと思って、舐めてくださいね。」
こくこくと頷くと、頬をへこませ玩具を吸い上げる。
じゅぼっじゅぼほっ…
ディルドが前後に出入りする…。
咥え込む口元から、卑猥な音が響く。
それを見つめながら薫は、堪らず舌なめずりをした。
薫のおちんちんもすっかり勃起して、ズボンの前を膨らませている。
雪は、それに気づいていた。
(ああっ…御主人様の…あんなになって…私を犯したいんだ…御主人様ぁ…御主人様ぁ…。)
必死にディルドを吸い上げる。
薫は、雪の口に突っ込んだ、玩具を出し入れさせながら、徐にチャックを下ろして、膨らんだおちんちんを中から取り出す。
逞しいおちんちんを目の当たりにして、雪の鼓動が高鳴る。
「これが、欲しいんですか?」
見せつけながら、扱いてみせる。
「うぐぅっ…んんっぐっ…ふふふっううっ…。」
ふぅふぅと鼻を鳴らしながら興奮したように啼く雪。
薫は楽しそうに、扱いているおちんちんで雪の乳首を突きはじめた。
「んんんんんっ…ふぅふぅっ…くぅうっ…。」
ディルドを咥え込む口から涎がますます滴り落ちる。
薫のおちんちんの先から出る先走りで、雪の乳首はぬるぬるとテカり心地よくなってゆく。
見ると雪のおちんちんは完全に起ちあがっていた。
「気持ちが良いですよ、雪の乳首は最高ですね。」
雪の乳首におちんちんを擦りつけ続ける。
ぷるぷると揺れるおちんちんが、切なそうに雫を溢す。
雪の口から玩具が取り出される。
「さてと、そろそろこれを使ってみましょうか。」
そこには、謎のスイッチがあった。
「それは…?」
ぼーっとした、思考ではそれが何なのか見当もつかなかった。
「押してみればわかりますよ。」
スイッチが押される。
ブブブブッ
鈍い機械音がしはじめる。
「なっ何?あっ…あぁぁぁぁぁぁぁぁっ…」
それは椅子を動かすスイッチだった。
そう、この椅子は、ただの椅子ではなかった。
雪の座っている部分が開き、中から薫のおちんちんを模った玩具がせり出してきたのだ。
雪の窄まったアナルをこじ開けるように侵入してくる。
「あがっぁぁぁぁっ…ひぃぃぃぃっ…。」
なんの準備もなく突き入れられ、雪は堪らず悲鳴をあげた。
「おっと、痛かったですか?すみません、では、これを…。」
手もとのスイッチを押す。
すると、押しいれられたおちんちん型の玩具の先から、びちゅっと白い精液の様なローションが飛び出した。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっ…ひゃぁっぁぁぁぁっ。」
お尻の中が、ローションで満たされると同時に、雪は射精した。
びゅるっ…びくっびくっ…
「あれ?雪いってしまったんですか?しかたがないですね、次は僕の許しを得るまで射精してはいけませんよ。」
射精の余韻に震えるおちんちんに、銀色のリングがはめ込まれる。
「やぁ…やめてぇぇぇぇっ。」
雪が慌てて叫ぶ。
それを着けられると、射精できなくなることを知っているからだ。
「良い子にしてたら、外してあげますからね。」
大きな手で、雪の頭を優しく撫でる。
諦めたように、静かに項垂れる雪の顔は涙でぐしゃぐしゃだった。
「さてと、どうです、この椅子気に入ってもらえまししたか?」
力なく、イスに縛りつけられている雪のアナルには、まだ玩具が突き刺さっている。
「もう…やめてくだ…さい…。」
よわよわしい擦れた声で答える。
「何を言ってるんですか、これからですよ。」
鬼畜スイッチの入った薫は容赦がない。
そして、もう一度、あのスイッチが押された。
ブブブブブッ
また、玩具が動き出す。
今度は凄い勢いで、ピストン運動し始めた。
雪の臀を出たり入ったりしている。
ローションのおかげで、スムーズな動きだが、ぐちょぐちょと大きな音を立てている。
ぐちょぐちゅっぐぽぐぽぐぽっ…
「うあぁぁぁっ…あっあっ…あんっ…はぁっ…ああっ…。」
雪はただひたすらに、喘ぎ続けた。
機械の疲れを知らない突き上げが続く。
あっという間に起ちあがった、雪のおちんちんを銀色のリングが締め付ける。
「あがぁぁっ…ひぃっぁぁぁっ…いきたいぃぃぃぃっ…ああっ…くるしっ…ぁぁぁぁぁっつ…。」
狂ったように悲鳴を上げ続け涎を垂れ流す雪を見つめながら薫は自慰をする。
「雪…ああ…僕のゆ…き…。」
愛おしい雪を視姦しながら自らの手で絶頂を迎えようとしていた。
雪は、虚ろな瞳でその様子を見つめている。
食い入るよなう視線を感じながら雪もまた絶頂を迎えようとしていた。
「雪っ…あっぁぁっ…雪…出すよ…っ。」
顔の目の前におちんちんが突き出される。
「ああっ…ああっ…ぁっ…かけてぇっ…顔にっ…かけてくださいぃぃぃぃっ…。」
薫のおちんちんだけを見つめる。
その瞬間、目の前が真っ白になった。
びぃちゅぅっん…ぴゅるっっ…
どろっとした濃い精液が飛び出し、雪の顔を汚した。
「あったかぁぃ…ああっ…わたしっ…もっ…いきたぃぃぃっ…おしりぃ…こわれるぅぅぅぅぅぅっ…。」
雪が叫んだと同時に、カチッと音がして、銀色のリングが外れる。
「あうっ…ああぁぁぁぁっ、でちゃぅぅぅぅぅぅっ…。」
びっゅっびゅっ…びゅるるっ…
弾けるように、精液が飛び出した。
…
ぐったりして、放心状態の雪が椅子にもたれかかる様に座っている。
お尻の玩具はいつの間にか、椅子の中に収納されていた。
「大丈夫ですか?少し無茶をしすぎちゃいましたね。」
縄を解きながら、薫は雪を気遣う。
いつもの優しい薫に戻っていた。
倒れ込むように薫の腕に抱かれると、そのまま部屋を後にする。
閉じるドアを雪が見つめている。
扉の奥に、あの椅子が見えた。
雪の胸が高鳴る…。
「名残惜しいですか?」
その言葉に身体がぴくりと反応する。
「いいえ…。」
否定した言葉が偽りなことに、薫はすぐに気がついた。
(ふふふっ、可愛い、可愛い僕の雪…また虐めたくなってしまそうです…。)
終
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