黒い光沢のある大きな車が屋敷の玄関先に停まっていた。
これから、誰かが外へ出かけるようだった。
「要様ぁ~、早くぅ~。」
悠里が元気よく手を振る。
「そう、急かすなよ。」
髪をかきあげ階段をゆっくりと降りてくる要を悠里は車のドアを開けて待つ…。
「にしても、今日は気合入ってんな…。」
車の乗り込んだ要が悠里の姿を見て、呟く。
「だって~せっかく要様と二人でお出かけできるんですよ~頑張っちゃいました。」
そういってひらひらのスカートの端をつまんで振って見せた。
そう!悠里は女装していたのだった。
ふりふりひらひらの、洋服に、頭には大きなリボンをつけて、どこぞの令嬢気取りだ。
「可愛いですか?要様ぁ?」
にこにこと笑顔で詰め寄る。
「はいはい…可愛いよ。」
女装はとても似合っていたが、悠里の気合いに押され気味の要であった。
「要様ぁ、今日はどこに行くんですか?」
「あれ?お前、知らないでついて来たの?」
「すっすみません~。」
要は、呆れ顔で説明しはじめた。
どうやら今日は、楓からいいつかったモノをお得意様に届けに行くらしい…。
「まぁ、届けちまえば、自由だし帰りにどっか寄ってくか?」
「やったぁ~!悠里嬉しい。」
ふかふかの座席で、ぴょんぴょん飛び跳ねる。
「おいおい…」
はしゃぐ悠里に不安が募る要であった…。
…
二人を乗せた車は順調に目的地へと向かっていた。
「要さまぁ~まだ着かないんですかぁ~?」
「まだだよ、何だもう飽きたのか?」
悠里は、足をパタパタさせて退屈さをアピールする。
「まったく…」。
溜め息をつく要に悠里が擦り寄る。
「要さまぁ~ちゅ~して…」
甘えた声で、いきなりキスをねだる。
「なっ!お前っ…」
断ろうとした要だったが、暇つぶしに、ちょっとだけ悪戯してやるのも良いな、と思い直した。
「いいぜ、ほらっ!」
グロスで艶やかな唇に口づける…。
「んっ…は…ふっ…」
「お前、化粧までバッチリだな…」
要は唇を拭った。
悪戯っぽくニコッと笑う悠里は次を期待して身体を預けた。
悠里を膝に乗せ後から胸を揉む…。
「ん?お前なんで胸あんの?」
ぐにゅっとした、柔らかい胸の感触に違和感を感じる。
まさか…
「えへっ、パット入れちゃいました。」
そういって、胸元を開けさせて、可愛らしいブラジャーを見せ付ける。
どうやら、ジェルパットで偽乳を作り上げているようだ。
「ここまで、完璧にするか…?」
「だって…今日は、悠里女の子だもん…喜んで貰えるように、頑張ったんですよ…」
潤んだ瞳で要を見つめる。
「はぁ…俺は、お前に胸があったって、嬉しくねぇよ。悠里はぺったんこの胸に厭らしい乳首が可愛いんだよ。」
「ホントに?悠里、女の子じゃなくてもいいの?」
要はブラジャーからジェルパットを抜き取ると、ブラを軽くずらして小さな乳首をつまみ上げる。
「小さくても、充分楽しませてくれるんだろ?」
「あんっ…勿論ですぅ。」
後から、乳首をクリクリされる。
「あっんっ…あぁっ…」
小さな乳首はピンとたちあがり、要の愛撫をねだった。
「あぁん…おっぱい感じちゃう…やぁん…」
悠里は乳首を責められながら、身体をくねくねと、くねらせる。
「乳首だけで、起つんだな…やらし~。」
下半身をみると、可愛らしいスカートを、おちんちんがひょっこりと持ち上げている。
「要しゃまぁ~悠里のおちんちん、さわってぇ~。」
腰を振っておねだりするが要は、悠里のおちんちんに触れなかった。
「なんれ?なんれ、おちんちんシコシコしてくれないの?」
「悠里は今日は女の子なんだろ?」
意地悪く問う。
「え?…あっあぁん…。」
要は悠里のスカートをめくり、シルクのパンティーをするっと脱がす…。
要は悠里のお尻をグイッと顔の方へ引き上げた。
悠里には少し辛い体勢だが、目の前に要の股間部分があったので、さして苦に感じなかった。
「相変わらず、ココは厭らしいな…」
ピンクのアナルに口づけ、蕾に舌をねじ込む…。
「やぁん…あっああんっ…おまんこぃ…きもちいぃっ。」
じゅるじゅるくちゅくちゅ…
要に言われ、気分はすっかり女の子だった。
「あっんっあっあぁ…ふやけ…ちゃうぅ…」
しつこく、舌で責めたててやると、すっかり緩んで、だらしなく口を開く…。
「今すぐ、突っ込んでやりたいけど、時間切れだ。」
どうやら、目的地はすぐそこらしい…。
「いやぁぁだあぁぁ…入れてっ…悠里のおまんこ犯してぇ…いっぱい、種付けしてぇ…あぁ…」
悠里は犯して欲しくて堪らない…要の股間にすりつき、求める。
「う~ん…じゃあ、ちょっくら届けてくるから、お利口に待ってられたら、好きなだけ犯してやるよ。」
「ホント…?」
要が頷いた…。
期待を膨らませる悠里…。
その時いきなり、アナルに衝撃が走った。
「きゃぁぁぁぁんっっ…」
見ると、太いバイブがずっぽりと差し込まれている。
「ただ、待ってるんじゃ詰まらないだろ?」
爽やかに笑うと、手際よく悠里を縛り上げる。
手首と足首を片方づつ縛り上げられ、M字に足が開かされる。
アナルには太いバイブ、口には穴のあいたボールの器具を固定されて、涎が溢れ出てくる。
「仕上げに…これを…。」
頭に結んでいたリボンが外され、おちんちんに飾り付けられる。
「うぅんんっ…うぐぐっんんっんっ…」
(これじゃあ、イケない…。)
助けてといわんばかりに、悠里は暴れ、悶えた。
タイミングよく車は停まり、暴れる悠里を残して、要は、さっさと降りて行ってしまった。
「うぐぐっ…うぐっんんっ…うぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
…
どれくらい時間がたっただろう…。
すぐ戻ると言った要はいまだに戻らない…。
車中には、ウィィィィィンっという機械音とぐちゅぐちゅという水音が響く…。
微かに、悠里の呻く声が聞こえるが、機械音に掻き消されてしまう。
絶え間無く襲いくる快楽に喘ぎ続けた悠里は、壊れはじめていた。
虚ろな目で天井を見つめる…。
「ううっ…うっ…」
(イキタイ…イキタイ…)
おちんちんの拘束のせいで何度空イキしたかわからない…。
その時、ガチャッと車の扉が開いた。
そして、光の中から待ち望んでいた要が現れた。
「ううっ…うううっ…」
「うわ…凄いことになってんな…。」
悠里の姿は思った以上に酷く乱れていた。
涙と涎でぐしょぐしょになった顔…革のシートは愛液でじっとりと濡れ、悠里のあげる声はかすれていた。
ずくに、乗り込むと、車はゆっくりと走り出した。
その車中で要は悠里の口の拘束具を外す。
「いっ…いかせてぇ…いかせてぇぇっ…」
長時間のバイブ攻めに弱弱しい声を発している。
「待たせたな…思いっきりいかせてやるよ!」
悠里の姿を見てすっかり欲情したおちんちんを引きずり出しす。
要のおちんちんを見た悠里が目の色を変える。
「いれてぇぇぇっ…いかせてぇぇぇぇ…」
狂ったようにねだる…。
その様を見て、ククッと鼻で笑うと悠里を持ち上げて、アナルに突っ込んでいるバイブを引き抜いた。
ずるずるっ…
「うわぁっあぁん…。」
そのまま腰を落として、一気に悠里のアナルをおちんちんで貫いた。
「きゃぁぁぁぁっ…いやぁぁぁぁぁぁぁ…」
突き入れた瞬間悠里は痙攣しながら、悲鳴を上げた。
「おちんちんとってぇぇぇぇっ、いげなぃよぉぉぉ…」
またも、おちんちんのリボンによって、射精を止められてしまっていたのだ。
「悪い、忘れてた。」
さらりと謝ると、悠里を下から突き上げながら、リボンをするすると解く。
「きゃぁぁぁぁぁ、いぐぅぅぅっ、いぐうぅぅぅぅぅぅっ…」
長時間我慢させられていた、大量の精液が勢い良く噴き出す。
余りの勢いに車中の至る所に精液が飛び散った。
「あ~あ…こりゃ、掃除する奴大変だなぁ。」
自分の手についた悠里の精液をペろりと舐め取ると、かろうじて、意識は飛ばなかったものの、身体もおちんちんも、ぐったりとして放心状態の悠里を容赦無く突き上げた。
「うっあっあっあっんっ…」
要の上で規則正しい喘ぎ声を出し、カクン、カクンと揺さ振られ続ける悠里は、まるで人形のようだ。
「悠里…可愛いよ…。」
普段の悠里なら、飛び上がって喜ぶ言葉だが、今の悠里の耳には届かない…。
「あっ…あ…あ…っ…」
要が涎を垂れ流す唇に口づけると、虚ろな意識の中、本能がそうさせるのか、悠里が舌を絡める…。
「ゆ…ぅり…もう一度…一緒に…」
悠里の前立腺目掛けて、おちんちんを突き入れる。
何度も、何度も…
「あっ…はふっ…はぁ…あっ…」
ぷるぷると揺れていた悠里のおちんちんが再び硬さを取り戻していく。
「いいぜ…そのままっ…いくぞっ…。」
いつの間にか、縛られていた手足は外され、悠里は要にしがみついて腰を振った。
要は両手で悠里の乳首を弄び、口を唇で塞ぐ。
最大限の刺激に悠里は堕ちて逝く。
「また…あっ…んっ…また…いくっ…いくいくいっちゃうっ…悠里っいっちゃぅぅぅっ…悠里のおまんこっ、はらませてぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ…。」
びくびくと身体が跳ねて、悠里のおちんちんから、びゅるるっと半透明の液が飛び出ると同時に体内に要の熱い精液が大量に注ぎ込まれた。
…
要の膝枕で裸の悠里が寝息をたてている。
「せっかく、オシャレしたのに、だいなしだな…。」
散乱する女物の洋服を見ながら、呟く。
悠里の頭をさらりと撫でると、そっと身体に洋服をかけた。
二人を乗せた車は屋敷へと静かに走り続けるのだった…。
終
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