じめじめとした梅雨もあけ、本格的な夏がやってくる。
降り注ぐ太陽の光りが眩しすぎるくらい瞳に飛び込んで来た。
こんな日は、エアコンを効かせた涼しい室内か、健康的にプールや海で過ごしたいものだ。
そんな事を考えている楓は今まさに、エアコンの効いた部屋で珍しくテレビを見ていた。
見るのに疲れない娯楽番組をぼんやりと見つめる…。
夏本番とゆうことで、画面には、水着のアイドル達が沢山出ている。
「…。」
その様子を樹里が傍らで見詰めていた…。
(旦那様…旦那様は、やはり、あのような豊満な体の女性が好みなのだろうか…。)
画面の水着美女達を見る楓を見て、また不安が蘇って来る…。
胸がちくちくする…。
要の邪魔にならないよう、樹里は静かに部屋を出た…。
…
樹里が肩を落として、とぼとぼと歩いていると、後ろから声がした。
「よぅ、樹里じゃねぇか、しょんぼりしてどうした?」
振り返ると、要が手を挙げて近づいてくる。
「要様…こんにちは…。」
「おぅ、しかし、暗い顔だな兄貴に虐められたのか?」
「まっまさか!滅相もないです。」
「だよな…兄貴は樹里にメロメロだもんな!」
(メロメロ?本当にそうなのだろうか…?)
自分に自信のもてない樹里は俯いてしまう…。
俯く樹里の顔を覗き込むようにして、要が近づいた。
「なんだよ?悩みがあるなら言ってみな。」
言いづらそうに、もじもじしていた樹里だったが、要にはかなわない、巧みな話術に乗せられて、ついつい本音が出てしまった。
…。
「じゃあ、樹里は兄貴が巨乳の女が好きで、自分は捨てられるんじゃないかって悩んでると?」
次の瞬間、要は声をあげて笑った。
「あはははははっ、可愛いすぎんだろ!それ!」
思い切って真剣に悩みを、打ち明けたのに、要はお腹を抱えて笑い始める始末だ。
「要様!酷いっ!」
要は笑いをこらえて、ぷいっとそっぽを向く樹里に優しく言い聞かせる。
「兄貴が巨乳好きだってゆうんなら、樹里のおっぱいを大きくすればいいんじゃね?」
「え?私は…男ですよ!、どう頑張ったって…大きくなんか…」
「ならないってゆうんだろ?」
要は意味深な笑みを浮かべて、ポケットに手をやる…。
ごそごそ…
「これ、やるよ。」
ポケットから何かをとりだし、差し出した。
「いや~、灯に使おうと思って、取り寄せたんだけど樹里の方が必要そうだし、使ってみろよ。」
手渡されたソレは、小さな丸い缶で、中を見ると軟膏が入っていた。
ぱっと見は、指で塗るタイプの可愛いリップクリームのような雰囲気だ。
「これは?」
「おっぱいに塗ってみな、大きくなるかもしれないぜ?あとは、兄貴にたっぷり揉んでもらうんだな。」
そう言って、要様は私の頭にぽんっと触れると、その場を去って行った。
…
(本当かなぁ…。)
自室のベッドに腰かけて、貰った軟膏をしげしげと眺める。
樹里は疑いながらも、要の言葉を信じることにした。
蓋を開けて手に軟膏を取ると、恐る恐る乳首に塗ってみる…。
スーッとしみ込んで、甘い香りが広がる…。
(あっ…良い香り…。)
着ていた、シャツを捲り上げ、乳首を丸出しにしにすると、両手で、乳首に軟膏を塗り込み、入念に揉みこんでいった。
「あっ…んんっ…。」
ぬるっとした、感触が乳首を覆ってだんだんと、気持ち良くなってくる…。
暫くすると、塗り込んだ部分がむずむずとしてきた。
「えっ?、なっ…何?。」
胸の辺りが、じんじんと、熱くなってゆく…。
「あっふっ…やぁ…、きもち…、止まんない…はう…んっ…。」
どんどん、気持ち良くなって、胸を揉む手を止めることができない…。
「ああっ…いいっ…どうしよ…あんっ…ああんっ…ふっ…。」
トントン…。
その時、ドアを叩く音がした。
だが、樹里の耳には届いていなかった…。
「あっあうっ…ちくび…いっ…いい…きもちぃ…はあん…。」
…
ドアの外には、楓が立っていた…。
部屋でくつろいでいたら、いつの間にか樹里が姿を消していたことに気がついた。
いつまで経っても、樹里が戻らないので、探しにやってきたのだった。
「樹里?」
ノックをするが、返事がない。
部屋からは、人がいる気配がする…。
心配になった楓は、中に入ることにした。
ドアをあけると、そこには、ベッドの上で淫らに悶える樹里がいた…。
「じゅ…樹里?」
慌てて、近づくと、樹里は潤んだ瞳で楓を見上げる…。
「だ…だんな…さま…?」
その瞳は、幻でも見ているかのように虚ろだった。
「どうしたんだ、樹里?、何があった!大丈夫か?」
樹里を抱き上げ、抱きしめる。
「だんな…さま…おっぱい…触ってください…」
「え?どうゆう…っ?!」
腕に抱いた樹里の突然の要求に楓が驚き、乳房を見る…。
(なっ…!)
楓は目を疑った。
樹里の乳房が、明らかに膨らんでいるのだ。
普段なら、滑らかな肌に平らな胸の両端に小さく愛らしい乳首がつんっと立っている…。
だが、今の樹里の乳房は思春期の少女のような、膨らみをもっている…。
(どうしたことだ…。)
「具合が悪いのか?まさか…病気じゃあ…。」
楓の顔がみるみる青ざめてゆく…。
「ちがっ…違います!これは…旦那様に喜んでいただこうと…思ってっ…」
樹里は、乳首の疼きに耐え、泣きながら事の事情を話した…。
「要の奴…余計なことを…。」
「要様を叱らないでください…。」
こんな風にされてもなお、震えながら、訴える樹里が愛おしくなり、強く抱きしめ口づける。
「んっふぅっ…んんっ…んっ…。」
「辛かったろう?今、楽にしてやる…。」
「ああっ…旦那さま…おっぱい…揉んでください…あっんん…私のおっぱい…大きくしてぇ…。」
樹里を後ろから抱えるようにして、乳房を揉みし抱く…。
「あうっ…はぁはぁはぁ…んんっあうん…おっぱ…い…いいっ…いいんんっ…。」
普段とは違う胸の感触…。
樹里は乳首だけで、いってしまいそうなくらい、感じていた。
おちんちんは、びくん、びくんと震えて、雫をまき散らす…。
「もっと…もっとぉ…きもちいいっ…ああ…ちくびっ…あっ…おかし…おかしくなるぅぅぅっ…。」
「樹里…ここだけで、いってしまいそうだね…なんて、愛らしいんだ…。」
樹里の痴態に興奮し、乳首をぐりぐりといじり倒す。
樹里の尻に硬いモノが押しあたっているのを感じる。
(あっ…旦那様の…こんなに…なってる…。)
「樹里…胸だけで、いってみせてくれるか…?」
「えっ…ああっ…はうん…はいっ…はいっ…おっぱいだけで…いきますぅぅぅぅっ…。」
その瞬間、乳首をきつく抓まれて、樹里は射精した…。
はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ…
楓は、息を荒げて、身を委ねる樹里の膨らんだ、乳首を容赦なく舐めあげる。
ちゅくっちゅっちゅるっちゅちゅっ…
「いゃぁぁっ…あうっぅぅっ…らめぇぇっ…また…いいっ…いいんっ…。」
達したばかりの樹里のおちんちんが、あっと言う間に硬さを取り戻してゆく…。
「じゅり…んっ…ちゅぷっ…樹里…。」
楓は、執拗にそこを攻め立てた…。
「ああっ…いいっ…旦那…さまぁ…ここもっ…ここにも…くださいいっ…。」
樹里は自分でお尻を掴み、広げて見せた。
「いやらしいな…樹里…。」
いつになく、積極的な樹里に興奮した楓は準備もそこそこの臀にガチガチになり涎を垂れ流す、獣のようなおちんちんをぶち込んだ。
「うわぁぁぁぁぁぁっん!ひゃぁっ…ぁぁんんんっ…。」
先走りが、漏れ伝うそこは、思いのほかすんなりと楓を受け入れる。
「樹里っ…すまないっ…余裕がない…みたいだっ…。」
よほど我慢していたのだろ、激しく樹里に打ち付ける…。
「あああっうっ…ふんんっ…あっあっ…ああ…はぁはぁ…いいっ…ぁっ…旦那…あっさまぁ…おっぱいも…いじってぇっ…!」
喘ぎ狂う樹里を突き上げながら、おっぱいを鷲掴み、吸い上げる…。
パンパンパンパンパンパンパンパンパンッ
ちゅるっちゅっちゅっちゅぅっっ…
「ああああぁぁぁぁっ…いくぅぅぅっ…いきますぅぅぅぅぅっ…おっぱいっいくぅぅぅぅぅぅぅぅっ…。」
叫ぶ、樹里のおちんちんから勢いよく精液が飛び出す。
「樹里っ…くうっ…でる…。」
達してもなお、痙攣しながら、喘ぐ樹里にしがみつく様にして楓も射精した…。
…
気がつくと、樹里の胸は、いつの間にか、元に戻っていた。
「戻ってしまいましたね…。」
樹里は残念そうに、胸をさする。
「気にするな、胸などどうだっていい…、ありのままの樹里を愛してるよ。」
「旦那様…んっ…。」
優しく、口づけられる…。
口づけを交わす、楓の手には、要から貰った媚薬が握られている。
(とりあえず、あいつには、お灸をすえてやらないと…。)
などと思いながら、そっとポケットの中に媚薬を滑り込ませたのだった…。
終
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