悠里が嬉しそうに、階段を駆け降りてくる。
今日は、久しぶりの要とのデート、しかも二人きりで出掛けるのだ。
やはり、気合いを入れておしゃれしてきた悠里の姿は完ぺきな女の子だった。
「お前…また、女装してんのかよ。」
「駄目ですか?可愛くないですか?」
ひらひらと、スカートの裾を持ち、くるっと回って見せる。
(可愛いけどもさ…。)
要は心の中で、悠里の可愛さを認めてはいたが、口には出さなかった。
「いくぞ。」
「はーい。」
車に乗り込むと早速、悠里が腕に絡みついてくる。
「今日は、どこ行くんだ?」
「やっぱり、デートって言ったら映画館ですよね?」
「ガキの発想だな。」
「ひど~い、でも、悠里、要様より全然子供なんで、いいんですよ~だ。」
軽く、むくれながらも他愛無い会話が続いた。
「そうだ、せっかくだから、お前にいいものやるよ。」
「えっ!本当ですか?嬉しい。」
本気で喜ぶ悠里を見つめる要が、にやにやしながら、取り出したのは、大人の玩具だった。
「ええええっ!これですか?」
嬉しいような、残念なような複雑な気持ちのまま手渡されたそれは、ローターのような小さな玩具ではなく、太くて、逞しいおちんちんの形をしていて、ごつごつしたパールが埋め込まれている。
「気に入った?」
「嬉しいです…けど、今は、こんな大きいの使えないですよぉ。」
「何言ってんだよ、今使わなくて、いつ使うんだよ。」
そう言って、悠里の小さな下着を下ろすと、柔らかいアナルを解し始めた。
「あっん…要様ぁ…無理ですよぉ…んっこんなの…入れちゃってたらっ…映画…みれなっ…あんうっ…。」
「大丈夫、大丈夫、気にすんなって。」
ぬるぬると湿ってきた、アナルを入念に指で広げる。
「んんっ…あんっ…おちんちんっ…たっちゃ…あっん…」
悠里の愛らしいおちんちんが、ぴくぴくと反応し始じめる。
「おっと、ここで、出しちゃってもつまんないからな、そろそろ入れるぞ?」
悠里の濡れた、アナルがひくひくしながら侵入を待つ。
にゅるっ ずぼぼぼぼぼぼっ
「はうっぁはぁっうあぁぁぁっ…。」
大きな、玩具が厭らしい音とともに吸い込まれていく。
「すげぇ、入ったじゃん。」
「はっ…はい…はぁはぁはぁ…。」
玩具を全部埋め込むと、また小さな下着を悠里に履かせた。
つんと起ったおちんちんが、下着の上から顔をだしている。
はぁはぁと肩で息をする悠里を抱きしめて、優しくキスをした。
「さぁて、行くか?」
差し出された、大好きな人の手を悠里はしっかりと握りしめる。
映画館に着いた二人は、寄り添ってチケットを買う列に並んだ。
傍から見たら、仲の良いカップル…いや、カップルと言うには、悠里は幼すぎる。
差し詰め、仲の良い兄妹といったところだろうか。
腕を組んで、ぴったりと寄り添う悠里。
「おい、そんなにくっついてたら、歩きづらいだろ。」
「だって…んっ…御主人様が…あんなの…入れるっから…んっ…。」
もじもじしながら、要に体を摺り寄せる。
「おいおい、外で御主人様って呼ぶなよ、せっかくのデートなんだからさ。」
「えっ…でも、じゃあ…なんて呼んだら良いんですか?」
「そうだなぁ~…じゃあ、お兄ちゃんてゆうのはどうだ?兄妹って事にしとけば、怪しまれないだろ?」
「そうですか?でも、お兄ちゃんなんて…なんか照れます。」
「悠里でも、照れたりするの?」
「むぅ~。」
悠里は、ちょっとむたような顔をする。
無事にチケットを買い終わると、劇場の中に入り、一番後ろの席に着くと劇場の照明がおとされて、辺りが暗くなった。
人の入りは疎らで、幸にも一番後ろの席は悠里達だけだった。
本編が始まると、べたべたの恋愛映画が映し出される。
隣に座る悠里は、時折体を震わせていた。
臀に仕込まれた、玩具によって鑑賞を邪魔されているのだろう。
薄暗い館内、密着する体…
(いつまで、我慢できるかな…。)
要は映画より悠里を楽しんでいた。
暫くすると、悠里は、要の腕にしがみついて、ますます体を摺り寄せてきた。
もう、画面なんか見ていられない状態なのだろう。
優しく、悠里の頭を撫でてやると、悠里が顔を上げてキスをねだる。
要は、黙って口づけた…。
くちくちくちゅっ…
舌を絡め合わせて、お互いの舌を吸う。
要が悠里の歯列を舌でなぞると、ぞくぞくとした快感が悠里を襲う。
暫く、夢中でキスをしていたが二人だったが、そっと要が唇を離す。
「んあっ…。」
小さな声が漏れる。
静かにと言わんばかりに、要は人差し指で、悠里の唇に触れる。
悠里は、静かに頷いた。
要が次に示したのは、下だった。
指を下に向けて、くいくいと何かを示している。
そこに目をやると、大きくなった要のおちんちんがむき出しになっていた。
ごくりと唾を飲み込むと悠里はすぐさま要のおちんちんにしゃぶりついた。
要の股の間に潜り込んで、頭を上下に動かす。
なるべく音を立てないように、静かにでも、的確に要の好きな部分を刺激している。
はぁはぁはぁはふはふはふはふはぁ…
微かに息使いだけが聞こえてくる。
映画館の中で悠里は夢中で要のおちんちんを舐め上げる。
暗くて、いつものように、おちんちんが見えないが、それが悠里をますます興奮させる。
鼻を押し付けて、すんすんと香りをかぐ。
出てくる先走りを舐め上げるといつもより、味がしっかりわかるような気さえした。
裏筋を美味しそうにぺろぺろしながら、お尻をもじもじとくねらせる。
大好きな要のおちんちんを存分に味わう。
すると、口の中のおちんちんがふるふると震えだした。
射精が近いらし…。
(お口に欲しい…要様の精子いっぱい飲みたい…。)
そう思った、次の瞬間要の手が悠里の頭を掴む。
ぐぐっと、一気におちんちんが、喉の奥まで差し込まれる。
(んぐっ…うぶぅぅっ…んんんっ…)
苦しい…
喉の奥を突かれて、涙が溢れてきた。
乱暴に、頭を上下に動かされ、奥を突かれる。
はじめて、こんな乱暴に扱われて、戸惑いながらも悠里は不思議な感覚に襲われる。
(うぐっ…こんな…くるしっのに…なんで…なんで…)
がんがんとおちんちんを押し込まれて、口をまるで、性処理の道具みたいに扱われているのに…
今までに味わっことのない、ぞくぞくとした気持ち良さが、奥の方から込み上げて来る。
身体が震えて、おちんちんがパンパンに膨れ上がる…。
悠里は、このまま、口を犯されて射精してしまいそうだった。
要の顔は、見えないが、口の中でどんどん大きくなって震えだすおちんちんを感じると、何故か嬉しくなる。
いきなり、ぐぐぐっと、おちんちんを押し込まれたかと思うと、温かい液体が喉の奥に注ぎこまれた。
(んんんっ…ぐっ…ふぐぅ…)
溢さないように、必死に、飲み下す。
(美味しい…んんっ…はふぅ…ごくごくっ…)
要の精液を味わいながら、悠里は射精していた。
びちゅっ…ちゅるるっ…
(ああっ…やっ…射精…してる…。)
オーラルセックスでの射精は、はじめてだった…。
まして、触ってもいないのに…口を犯されていくなんて…。
口からおちんちんを離すと、要が股の間でへたり込む悠里をすかさず、抱き上げる。
親が子供を抱っこするように、向かい合って抱きしめる。
要の胸の中で、ふーふーと息をする悠里を労うように、優しく抱きしめて、こめかみにキスを落とす。
気がつけば、映画も終盤に差し掛かっていた。
潤んだ瞳を閉じると、瞼にまた、キスをする。
甘ったるい時間が過ぎる。
抱き合ったまま、映画が終わり、エンドロールが流れる。
場内が明るくなる頃には、二人何事もなかったかのように、席に座っていた。
「さて…行くか。」
「全然、映画見れなかったです…楽しみにしてたのに…。」
「なんだよ、嫌だったのか?」
さっきの事を思い出す…。
「嫌じゃ…ないです…。」
悠里は、恥ずかしそうに答えた。
「やっぱりな…悠里は、ドМだもんな。」
「ちっ違います!悠里は…要さっ…おっ…お兄ちゃんが大好きなだけです!」
力強く応えた。
「ぷっ…あはははっ、そうだったな。」
よしよしよと、頭をなでると、悠里の目の前に手を差し出す。
「行くぞ。」
「はい。」
元気よく答えて、悠里はまた、しっかりと手を握る。
二人の席の下には、悠里の白い精液が見え隠れしていたが、二人は見なかったことにした。
映画館のロビーには、仲良く寄り添って、歩く兄妹がいる。
少し赤い顔をした、可愛らしい妹が、幸せそうに兄を呼んでいる。
「お兄ちゃん♪」
終
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