灯達が仕えるご主人様は四人のご主人様の中で1番多くのメイドを所持している。
ご主人様達の中でも厄介者扱いされる灯達のご主人様は三人でも手に余る…。
「要様~!」
要付きメイドの一人悠里がまた、要をを探している。
「悠里、またご主人様を探しているのですか?」
「だって~大好きな要様の姿が見えないと、寂しくて仕事できない。」
その一言に、灯がため息をもらす。
「そんなこと言ってないで、早く仕事をこなしてください。」
「うわぁ~ん、要さまぁ…。」
半泣き状態の悠里を宥めながら灯は仕事に戻った。
悠里は要が大好きだ。
好きすぎて四六時中要をストーキングしている有様だ。
当の要はその悠里の監視も、スルリとかい潜って姿をくらますくせ者なのだ。
「要様…何処にいるんですかぁ。」
悠里はこうなると仕事もろくに出来なくなる。
ボソボソと呟きながら、胸のロケットを開いて要の写真を見つめだす始末だ。
「まったく…。」
これは、本格的に要を見つけ出さなくてはならないようだ。
(御主人様はいったい何処にいらっしゃるのだろう?)
灯は渋々重い腰を上げた。
…
その頃、当の本人は…
もう一人のメイド小鳥と一緒に庭のバルコニーにいた。
「小鳥…今日こそ…」
小さな小鳥を膝に乗せて、優しく抱き寄せそっと唇にキスをする。
だが、小鳥は眉一つ動かさずに要を見つめている。
「小鳥…笑って…。」
小鳥の表情は要の言葉が聞こえないかのようになんの変化もない。
小鳥は喜怒哀楽が殆ど無いに等しい。
小鳥の冷たい表情はとても美しかったが要は小鳥の笑顔が見たかった。
一見チャラチャラした要だが毎日こっそり小鳥を笑わせようと奮闘していたのだった。
「小鳥~頼むよ~俺、お前の色んな顔見てみたい。笑ったり、泣いたり、怒った顔だって見てみたいよ。」
そう言って膝に乗せた小鳥に変顔を見せたり、小話をしたりしてみたがやはり小鳥は笑ってはくれなかった。
「はぁ~ダメかぁ…。」
がっくりと肩を落とす要を見て小鳥がそっと手を要の頬にあてた。
「ごめんなさい。」
その顔に表情は無かったが、小鳥は要が自分の為に一生懸命になってくれている事がわかっていた。
わかってはいるが、どうしていいかわからない…。
いつも、ごめんなさいと言う言葉しか出てこなかった。
そんな小鳥を要は強く抱きしめる。
「いいんだよ…ゆっくりで、いいんだ…。」
小鳥を抱きしめながら、小さく呟いた。
…
その頃、灯と悠里は要を探して、庭にやってきていた。
「こんな場所にいらっしゃるかなぁ。」
「いる!絶対いるっ!だってあと探してないのここだけだもん。」
悠里がきょろきょろと辺りを見回す。
その時、悠里が奇声を上げた。
「あぁぁぁぁっみつけたぁぁぁっ。」
悠里が一目散に要の元へと走っていく。
「要さまぁぁっ。」
膝に乗っている小鳥を無視して要に抱きつく。
「会いたかった~。」
必然的に押しのけられる形になった小鳥は、さっと身を引くように膝を離れる。
そこへ、灯も走ってきた。
「こんな所にいらっしゃったんですか?小鳥も一緒にいたんですね。」
抱きつく悠里を見つめている小鳥の肩に手を置く。
小鳥は小さくうなずいた。
「もう、見つかっちゃったかぁ、残念。」
さすがの要も悠里のストーキングには少しうんざりした顔をする。
「いつも、小鳥ばっかり可愛がってずるい~。」
頬をぷくっとふくらませながら悠里が言う。
「そんなことないぞ、悠里だっていっぱい可愛がってるだろ?ほらっ。」
そう言って、ピーピー騒いでいる悠里の唇に口付けた。
「うっんっ…。」
さっきまで、騒いでいたのが嘘のように、悠里は要の口付けを受け入れて、自分から腕を首に回して、要を離すまいとしていた。
悠里は三人の中で…いやっ、この屋敷のメイドの中で一番えっちな事が好きだ。
「要しゃまぁ…もっとしてくださいぃ。」
とろんとした目で要を見つめる。
「ちょっ…悠里ここでしては駄目ですよ。外でなんて、はしたない!」
「くくっ、灯は相変わらず固いなぁ。」
要様は構わず悠里の腰に手を回して抱き寄せる。
「御主人様もいけません、こんな…」
灯が二人を止めに入ると、要は楽しそうにそばで見ていた小鳥にちらっと合図を送った。
「えっ!なっ小鳥!」
その瞬間、いつの間にか後ろにまわっていた小鳥が私の腕をふわふわの手錠であっという間に拘束していた。
そのまま、私が動けないように後ろから、はがいじめにされる。
「わかってるね~、小鳥ちゃん。」
小鳥は、おとなしいが仕事はきっちりこなす。
こんな、ろくでもない命令でも素直にやってのけた。
「灯さん、ごめんね。」
「いいの、いいの、五月蠅い灯はそこで見学してろよ。あっ、混ざりたくなったら混ぜてあげなくもないけど。」
万弁の笑みで言い放つ。
(ああ…軽い…軽すぎますよ、ご主人様…。)
「要様ぁ、早くぅ。」
悠里が上着のボタンをはずしながら誘う。
「はいはい、始めますか?」
要は悠里の上着の隙間から見えていた桃色の乳首に舌を這わせた。
「あっんんっ…いっいい…。」
上着はすっかり取り払われて、上半身が露わになり、透きとおった肌が緑の庭によく映える。
「悠里の乳首は花の蕾のように可憐で愛らしいな。」
悠里の乳首を吸い上げながら要が悠里に囁く。
「ああんっ…嬉しいですっ、感じちゃうっ…。」
要の頭にしがみ付きながら悶える悠里。
「要様ぁっ下も…おちんちんも触ってくださいっ。」
悠里は元気に立ち上がったおちんちんをズボンからぷるんっと出してねだった。
「悠里ほんと淫乱だなぁ…まぁそこが可愛いんだけどな。」
要は悠里のおちんちんを大きな手で包み込んでしごき始めた。
「ああっ気持ちいいっ…。」
恍惚の顔で歓喜の声を上げる悠里は自分で自分の乳首をつまんでいる、その姿はさながら娼婦のようにも見える。
「悠里俺にもご奉仕してくれないと、もっと気持ちよくしてやれないぞ。」
「うああっん…やっ…もっと…するっ。」
ベンチにごろっと横になった要の上に全裸の悠里が跨る。
ちょうどシックスナインの形になって悠里は要の立派なモノを涎を垂らしながらほおばり始めた。
「うぐっ…んんっおいひいっ…んぐんぐっ…おいひぃれふぅっ…。」
じゅるじゅると卑猥な音をたてて舐めあげる。
要は目の前で揺れる悠里のお尻を眺めながら楽しそうにその様子をみている。
「んぐっ…ごしゅひんはまぁ…んんっ…おひりさみひぃ…」
ひくひくとアナルを収縮させて甘える。
「そうだなぁ…悠里が自分で上手に解せたらご褒美に俺のをぶち込んでやるよ。」
「ホント?」
嬉しくて頬張っていたおちんちんを口から離してしまう。
「ああっ、でも、口もちゃんと動かせよ。」
慌てて、大好きなおちんちんを口に戻す。
「ふぁい、がんばりまぁす。」
そして、またじゅぼじゅぼと音を立てながら要のおちんちんをしゃぶりながら、自分のアナルをほぐし始めた。
「あううっんんっ…んぐっ…はふぅっんんっ…。」
毎日のように要と交わっているそこは指で刺激してやると、すぐに緩くなり愛液を垂れ流す。
くちゅくちゅくちゅくちゅ
悠里の細い指が厭らしい穴を出たり入ったりしている。
悠里のおちんちんの先からは、透明な液が滴り落ちてきていて、要の洋服に染みを作ってゆく。
昼間の…しかも外でとは思えないほどの痴態が目の前で起こっている。
拘束されて動けない灯の前で二人は快楽に溺れている。
乳首がつんと立ち… おちんちんが熱く熱を帯びはじめ… お尻の穴がしくしくと快感を求める… 灯の体も二人の熱に犯され始めていた。
灯は二人の行為を黙って見守っている。
「悠里、そろそろご褒美をやるよ!」
その言葉を聞いた悠里は要のおちんちんをくわえながら嬉しそうに首を縦に振った。
要は悠里の手をベンチに着かせ、びしょ濡れになった蕾へと逞しいおちんちんを後ろから一気に突き入れた。
「うわっあああぁぁっっんんんっっ!」
悠里の喘ぎ声が庭に響き渡る。
要は喘ぎ悶える悠里を容赦なく責め立てる。
パンパンパンパンパンパンパンパンパン!
肉がぶつかり合う音が激しくなる。
嬉しそうに腰を振り続ける悠里…。
「いいっ…あうううっ…気持ちいいれすぅぅぅっ…。」
(私も…私もこんな風に大胆になれたら…)
灯はそう、思っていても熱い体を押さえつけてしまう自分が悲しかった…。
「灯…辛そうだな…そうだ、悠里!灯の乳首舐めてやれよ。」
(えっ!熱くなった体を戒めていたのに、そんなことされたら…。)
「あっ…はぁいっ。うわぁっ灯ちゃんの乳首勃起してるぅんんっ…おいしそうっ。」
ブラウス越しに悠里が私の乳首をいじる…。
「あっ…いけませんっ…悠里…。」
ブラウスの上から悠里は私の乳首を口にくえ始めた。
「ああっ…なんて、はしたない…。」
(ブラウスごと私の乳首を舐めるなんて…。)
いけないことだと分かっていても、灯の体はとても素直にその快感を受け入れてしまう。
悠里の唾液で濡れた生地がうっすらと透けて赤く熟れた乳首が浮き上がる。
「あふうんんんっ…ちゅっ…んんっ…。」
悠里は要にお尻を責めれ続けられながら灯の乳首をなぶり続ける。
「あうっ…あっあっあっ…もっう…。」
灯は我慢の限界が来ていた。 長い時間乳首だけの刺激… もっと強い刺激が欲しくて涙が零れる。
「くくっ、灯…今とってもイイ顔してるよ。」
要が灯の涙を舌でぬぐう。
「ちょっとまってろよ。悠里をいかせちゃうからさ。」
「うえっ!やぁ…まだいきたくなっ…あっ!あっうわぁああぁぁっ。」
要は嫌がる悠里の腰を掴んで離さない。
悠里のいいところを熟知しているご要はそこ目掛けて突きまくる。
「きゃぅぅっんんっ…らめぇぇっんんっ…いっちゃうよぉぉぉっ。」
灯の乳首をしゃぶっていた悠里はアナルの刺激が強すぎるのか、よがり狂って私にしがみついてくる。
パンパンパンパン、グチュグチュグチュ
「頑張るなぁっ。」
「うわっん…らって…僕だけいくの…やらぁぁあっ…かなめしゃまぁ…中にだしてぇぇぇっ。」
「しょうがない奴だな…一回いっとくか…。」
「うれひいっ…んんっ…くだはぃぃああっ…中にくらさいっっ…。」
腰を掴みあげると、悠里の足が床から浮いて、めちゃくちゃに突き上げられる。
「あっあっあっあっあああっんんんんっんんっいぐぅぅぅぅぅっ、でてるぅぅぅっ。」
悠里の叫び声が上がった瞬間床に白い液体がびちゃっと音を立ててまき散らされた。
要も達したようで、精液を絞り出すように緩くピストンをくり返していた。
結合部からは、どろっとした白濁が律動の度にあふれ出てくる。
ぐったりと床にたおれ込む悠里の下半身は、痙攣を繰り返していた。
「これだけやりゃあ、満足だろう。さぁて、灯おいで!」
小鳥が灯の枷をとく。
手まねきする要の元へとふらふら歩いてゆく。
大きくて温かいご要の腕に抱かれてほっとしたのもつかの間、優しい愛撫がはじまる。
「あーあ、乳首吸われ過ぎて、赤くぷっくりしちゃってる、いらしー。」
楽しそうに、灯の服をどんどん脱がしていく。
「痛い?」
そうゆうと、灯の赤く熟れた乳首を優しく舐めてくれた。
ぴりっとした、痛みの中に甘美な快感が混じって私の熱はどんどん上がっていく。
「ああ…気持ちがいいっですぅ。」
「ふーん、灯は痛いのも気持ちいいんだ、変態だな。」
笑顔で顔を覗きこまれて、灯は恥ずかしくて、要の顔を見ることができない。
「俺、灯のその顔好き。」
真っ赤になった灯の顔に要はたくさんの口付けをした。
するすると、大きな手が私の肌を滑って行き、真っ白なお尻を撫でまわす。
「ああっ…くすぐったいです…ご主人様。」
「じゃあ、ここは?」
するっとお尻の割れ目に指が入ってきて、灯のアナルを刺激しはじめた。
「きゃっ!やっ…ああんっ…。」
要は灯を抱き寄せながら、アナルをぐりぐりと指で突いてくる。
少しずつ緩んできた入口が要の指を加え込んでしまった。
「あうっ…いやぁ…抜いてくださいっ…。」
灯はこれ以上乱れるのが恥ずかしくて、要から離れようと腕を突っ張る。
でも、要の力には到底かなわず、ぐいっと抱きしめられて、アナルを指でぐちゃぐちゃになるまで、責め立てられた。
「ひっ…やぁぁっんんっ…あっあっ…ううんっ…。」
気が付くと、灯は悠里と同じようにはしたない喘ぎ声を庭中に響き渡らせていた。
「灯…いい声がでてるぜ、そろそろ、入れさせてもらうかな?」
すっかり回復した要のおちんちんが灯のお尻を下から押し上げてくる。
「このまま、上に乗れよ。」
灯はこくりと頷いて、自分からお尻を広げて太くて大きいおちんちんを入口へとあてがった。
「ぬるぬるだな、灯のここっ。」
「あぁ…言わないで…ください…。」
ゆっくりと腰を落としていく…。
「あっうううぁぁぁぁぁっんんっ。」
ゆっくりと要のおちんちんが灯の中に飲み込まれていく…。
はぁはぁはぁはぁ…
肩で息をする灯を要は無言で抱きしめて、熱い熱いキスをする。
温かい舌がぬるぬると灯の口の中を這いまわる 。 口もお尻も、要と交わっている部分すべてが気持よくて身体がとろとろに溶けあってしまったみたいにさえ感じた。
「ごしゅ…んうっん…じんさまぁ…あふぅ…はぁんっ…。」
繋がっているアナルがしくしくと疼きだす。 激しく動いて、めちゃくちゃに突いて欲しい。
普段の灯からは想像もつかないほど厭らしい衝動に駆られる。
その時だった、いきなり激しい快感に襲われる。
「うぁぁっああんんっはぁんっ…。」
要下からいきなり突きあげ始めたのだ。
「ああっ…あっあっあっあっ…はぁはぁっ…。」
長い律動が続く…。
温かい日差しが差し込む午後の庭で私は長い髪を振り乱しながら、要にお尻を犯されている。
頭がおかしくなるほどの快楽が襲ってくる。
「あか…り…すげっ…いいっ。」
要の突き上げに灯の腰も勝手に動き出す。
「ああっはぁぁぁぁっん…いっ…いいっですっ…射精…あっ…して…しまいそうんんっ…。」
「素直に…いくって…言えよ。よくしてやるから…。」
「はっ…はいっ…ああんんっいくっ…いくっ…いくぅぅっぁぁぁぁぁぁぁ…。」
追い討ちをかけるように、敏感になった乳首を吸われ、灯は大量の精液を噴出した。
アナルの急激な締め付けで、要も絶頂へ向かい、灯の中のおちんちんがびくびくと震えて深く繋がったまま精液を放った。
…
ぼーっとした意識の中、悠里がまた要に甘えているのが見える。
その横で、要が何かを見詰めている。
そこには、バルコニーの隅に立っている小鳥がいた。
一部始終を見ていたにも関わらず、なんの変化もみられない。
「小鳥には、まだまだ先かな?」
こくりと頷く小鳥を見て、要は複雑な顔で笑っていた。
終
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