少年シロップ
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屋根裏部屋
「ノエル~、ノエル~。」
お屋敷に彼方の声が響き渡る。
どうやら、ノエルを探しているらしい。
だが、ノエルの姿は一向に見つからない。
「何処にいったんだろう…。」
自室、客間、エントランス、キッチン、庭、方々探したが何処にもいない。
諦めかけたその時、彼方はふと屋根裏への扉が開いていることに気が付いた。
「ここだ!」
足速に階段を駆け登る。
行き止まりの扉を開けると薄暗い屋根裏に着いた。
屋根裏は物置になっていて、古い装飾品やらがホコリを被って雑然と置いてある。
「ノエル…?」
返事はない…。
奥へと足を進めると、天窓から光が射す場所があった。
そこは薄暗い周りとは違って明るく暖かな場所、床に目をやると、シーツに包まったノエルを発見した。
「すぅ…すぅ。」
ノエルは小さく寝息を立てて寝ている。
その表情はあどけなく、桃色に染まった頬が愛らしい。
ノエルは仕事の合間に居眠りをしてアイルによく叱られていた。
どうやら、またその癖が出てしまったらしい。
「ノエル…起きて…。」
そっと近づいて、ふわふわの髪を撫でる。
「んっ…か…なた…様?。」
寝ぼけ眼を擦りながら、ゆっくりと目を覚ました。
その仕種が可愛くて、桜色の唇にキスをした。
「あっ…んっんっ…。」
寝起きの甘く激しいキス…唇の隙間から差し込まれた舌がノエルの口内を犯す。
「ああっんん…うふっ…。」
「ノエル…してもいい?」
コクンと頷いたノエルは彼方の首に腕を絡ませてきた。
柔らかい、太ももに手を伸ばし内股を触る。
ぶるっと震える足の間を割っておちん○んへと手を伸ばす。
半ズボンの隙間から触ると硬くなり始めていた。
「彼方様…お口にください。」
ノエルの手が彼方のズボンのファスナーを下ろして、硬くいきり立ったちん○を取り出した。
小さな口をいっぱいに開けて彼方のおちんちんをしゃぶる。
「うっんんっ…んふっんん…。」
じゅるじゅると音を立てて美味しそうに嘗め回す。
「うっ…いいっ…上手だよ。」
頭を撫ででやると、銜えたまま上目遣いでこちらに微笑んだ。
「ううっ…出そう…あふぅ…でるっでるっでるぅっ…。」
ノエルの頭をわし掴みにして腰を振ってびしゃびゃと喉の奥へ精液をぶちまけた。
それをノエルは喉を鳴らして、飲み下す。
「ゴクッ…はぁん…美味しいですぅ。」
濡れた自分の唇をぺろりと舐めて微笑んだ。
「ノエルは、いやらしいなぁ…。」
ノエルの身体を抱き寄せキスをする。
「んんっ…。」
彼方のおちんちんは、まだ全然元気で、反り返ったまま艶めいていた。
「ノエル…入れたい…。」
ノエルは履いていたズボンを脱ぐとお尻の穴を自分でほぐし始めた。
「あっああん…どっ…どうぞ…彼方様…んんっいっれて…下さい。」
自らの手で男を受け入れるために解された蕾を広げる。
「ノエル…エロすぎ…。」
メイドの痴態を目にして彼方はさらに興奮した。
ガチガチになったおちんちんをノエルの中に付き入れる。
「うああぁぁぁっんんっ…。」
ノエルが身悶え、腰をくねらせる。
後ろから激しく突き上げる。
「ノエルの中…ぐちゃぐちゃ…んはっ…いいっ…。」
ノエルの細く引き締まったお尻を掴んで、腰を打ちつける。
ノエルは入れるたびに、声をあげ、彼方の動きに合わせて腰を振った。
「いんっ…ああっか…なたさ…ま…んああっ…すごい…。」
ノエルは、ぎゅうぎゅうと彼方のおちんちんを締め付けてくる…。
ノエルを抱えあげて、向かい合って座る。
その間、二人はずっと繋がっていた。
彼方の上で体を揺さぶり喘ぐノエルは、本当に淫乱で可愛い。
「ほら、もっと…動いて…。」
「あふんっん…もっ…いっちゃいますぅ…ああっ…。」
ぷるぷるとおちんちんを震わせ彼方にしがみつく…。
彼方も限界が近かった。
さくらんぼの様なノエルの乳首にしゃぶりつき、腰を突き上げ打ちつける。
「あああっおっぱい…すっちゃ…やぁっ…」
首を振って喘ぎ続ける様に彼方は絶頂へと追いやられた。
「うっ…うあっ…ん…。」
温かいノエルの体内に精液を流し込む…。
「うわっああああっんんっ…あんっ…いっちゃいます…僕も…いっくっいくうぅぅぅっ…。」
お尻の穴におちんちんを突っ込まれ、射精されて、ノエルも絶頂を迎えた。
薄暗い部屋に、二人の息遣いだけが聞こえる。
ノエルのお尻にはまだ、彼方のおちんちんが入っている。
絶頂を迎えても、二人は離れることなく、繋がっていた。
「ノエル…。」
彼方はうっすらと涙を浮かべる瞳に優しくキスをした。
「彼方様…。」
ノエルは彼方にすり寄って、甘える。
お尻からあふれ出る精液…。
桜色に染まった肌…。
潤んだ瞳…。
愛を囁く唇…。
また、お互いを求めあうのに時間はかからなかった。
屋根裏に響く淫靡な音色…。
二人は、暫くここから出られそうもない…。
終
[2012/05/18 21:04]
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彼方×ノエル
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バスタイム
「彼方様~彼方様~。」
アイルの呼び声が響く。
暑い日差しの中、お屋の敷裏手にあるバスケットコートへと向かう。
アイルはそこで、元気よく遊んでいる二人を発見した。
「彼方様、そろそろお夕食です。お戻りください。」
彼方は、夢中で遊んでいた手を渋々止めて、汗をぬぐう。
「もう、そんな時間?」
「はい。ノエルも戻る時間だよ。」
アイルは、弟のノエルにも声をかける。
「はーい。」
元気な返事が返ってきた。
(まったく、二人はスポーツとなると、何時間だって夢中になっちゃうんだから…僕には考えられないよ。)
アイルは心の中で呟いた。
「二人とも、汗だくじゃないですか、食事の前にシャワーを浴びて下さいね。」
「はーい。」
二人同時に返事をした。
(返事だけはいいんだよな…。)
「ノエル、一緒に入ろうぜ。」
「はい。」
「えっ、彼方様、使用人と一緒になんて…」
「ほら、行くぞ。」
「あっ、お待ちくだっ…。」
僕の制止を無視して二人は走って行ってしまった。
(まったく…あの二人は本当に仲が良いんだから…。)
羨ましいことに、ノエルはアイルと正反対の性格だった。
そのためか彼方とは、気があうみたいだった。
(どうせ、僕は…)
ウダウダ言っても埒があかないので、二人の着替えとタオルを用意しに屋敷へと戻った。
…
二人の洋服とタオルを持って、バスルームへと向かう。
(そろそろ、出てくるかなぁ…。)
「二人とも、タオル…ここにっ…。」
洗面台の上にタオルを置こうとした時、バスルームから声が漏れてきた。
「あっ…んんっ…ダメ…で…す。」
(ん?ノエルの声?今まで聞いたことのない、苦しそうな、切ない声がバスルームから聞こえてくる。)
耳を澄ます。
「いいんでしょ?ノエルのここ気持ちよさそうだよ。」
(彼方様?二人で何してるの?)
そっとバスルームのドアを開けて、隙間から覗き込む。
(えっ…!?)
二人は向かいあって抱き合い、キスをしていた。
ドクンッ…
胸が高鳴る…。想像もしていなかった光景に、頭がついていかない。
二人は僕の存在に気付かず、行為を続けている。
「か…なた…様。いいっ…気持ちい…。」
彼方の手がノエルのおちんちんを握って、上下に扱いている。
「ノエル、俺のも同じようにして。」
こくりとうなずくと、おずおずと手を伸ばし、彼方様のおちんちんを掴んで扱き始める。
二人とも夢中でキスをしながら、お互いのおちんちんを扱き合っている。
バスルームにシャワーの音とくちゅくちゅと、厭らしい音が響き渡っている…。
アイルは漸く事態を把握してきた。
(彼方様とノエルはセックスしてるんだ…。男の子同士なのに…なんで…?)
頭は疑問だらけなのに、二人から目を離すことができなかった。
「あっああっ…、もう…いっちゃいます。」
「おっ俺も…いっ…いくっ。」
二人の扱いている手が段々速くなっていく。
「あっあっいくっいくいくっ…ああああああっ…。」
二人のおちんちんが、びくびく跳ねておちんちんの先から大量の白い液体が飛び出してきた。
(しゃっ射精したんだ…。)
二人は息を荒げて、とても気持ちよさそうにしている。
気が付くとアイルのおちんちんもガチガチに勃起していた。
(あっなんで?)
恐る恐る自分のおちんちんに手を伸ばす…
(うっ…なんか変な感じだ。)
セックス、勃起、自慰、知識はあったが、実際見た事も、したこともない…。
初めての勃起に戸惑っていると、バスルームからまた声がしてきた。
「ノエル…、俺入れたい。」
「はい。」
その声が気になったアイルは、また中を覗き込んでしまう。
ノエルは壁際に立って、お尻を突き出していた。
彼方が近づいてきて、ノエルのお尻を舐める。
(あっ…あんなところを…。)
アイルは自分がそうされているかのように、なんだか恥ずかしくなった。
そして、これからどうなるのかドキドキしながら見つめていた。
一頻りお尻を舐めると、彼方様はいつの間にか大きく勃起したおちんちんをノエルのお尻の辺りに押し付け始めた。
(えっ!まさか、お尻の穴に入れるの?)
「うんっ…ああああん…。」
一際大きなノエルの声がした。
見ると、ノエルのお尻に彼方様の大きなおちんちんがずっぽりとははまっている。
「気持ちいいよ、ノエル…いいっ…はっぁ…。」
彼方様は凄い速さで腰を振っている。
ノエルの柔らかいお尻に向かって、ズンズン突いている。
ぱんぱんと肉が打ち合う音がする。
(すっ凄い…。)
アイルのおちんちんは、痛いくらい勃起していた。
堪らなくなったアイルは、ズボンからおちんちんを取り出すと、二人が扱いていたように、ごしごしと擦ってみた。
ひりひりと、痛いような不思議な感じがした。
擦り続けていたら、先から出ていた透明な汁が、垂れてきて扱く手と絡み合って、くちゅくちゅと音がしてきた。
(気持ちいい…かも…。)
すべりが良くなって心地よい刺激に変わっていった。
中目をやるとバスルームの二人は獣のように交わっている。
「うっああっうん…いいっ。」
「いいよっ…ノエルの中…凄くいいっ…溶けちゃいそう…。」
アイルは、感じたことのない快感の波に襲われていた。
おちんちんの奥のほうから何かが迫ってくる…尿意に似た、快感…。
「うあっああんっ…。」
(なんか出ちゃう。)
擦る手が無意識に速まる…
「あんっ…」
声を抑えながらアイルは初めて射精した。
身体がぴくぴくと震え余韻に浸る…。
手は先走りと精液でぐちゃぐちゃになっていた。
床に飛び散った精液を見たアイルは、段々と冷静さを取り戻してゆく…。
呼吸を調える…。
急に自分のした行為に罪悪感が芽生える。
「うあっ…もっと…してたいけど、アイルがきちゃうから…」
「あっ…はいっ…ください…中に…あうん…。」
二人も絶頂を迎えようとしていた。
自分の名前が聞こえたアイルは、はっとしてバスルームを飛び出した…。
…
僕はなんてことをしてしまったんだろう…。
愛し合う二人を知ってしまった胸の痛みと、それを見て、してしまった行為への罪悪感…。
二人に合わす顔がない…
一人部屋の隅でうずくまっているアイル…
その瞳からは、涙が溢れ頬を伝っていた…。
終
[2012/05/13 13:30]
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小説・彼方・アイル・ノエル
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